自分には格闘技や音楽鑑賞、ちょっとした炊事以外に漫画集めなんて趣味もあったりするんですが、こういったフィクションを見たり読んでいたりすると、ときどきハッとさせられるような印象的なセリフに出会うことがありませんか?それらは時に、そのセリフの持つインパクト性であったり、決してフィクションとして断じ切れないようなリアルな含蓄が宿っていたりとさまざまです。
今回は個人的に、思わず共感されられたセリフを2つほど紹介。どちらもマンガの登場人物のセリフですが、せっかくこういった場を設けていることですし、一種の自己啓発のご参考になればとも思うので、この機会に。

おことわり:今回は文章メインで長めです。また個人的な私見が多分に含まれている箇所があるので、そういったものが退屈、不快な方にはあまりおすすめできません。予めご了承ください。
ー 穢れは心や体が弱っていれば取り憑かれやすいわ ー(中略)ー 悪い因果なんて清浄な心があれば誰だって払えるのよ!要は清く正しく強い心なの!わかる!? ー

(武梨えり著 ”かんなぎ” 5巻 第26幕 ”白亜の城・後編”  84項より)

生まれ持った霊媒体質により、幼少の頃から”穢れ”からの霊障被害に悩まされる気弱・引っ込み思案な少女・白亜に対し、彼女を依代として取り付き、同じ体を共有している産土神の分身霊・”ざんげちゃん”が放った一言。

この作品で描かれる”穢れ”とは、人間社会の悪性・闇の部分;因業や悪意、欲といったものがひとつにまとまり、形となったもの=いわゆる悪霊と同質のもの・人間の不浄な心の産物のようなものと捉えればいいと思います。

また別の作品で、ヒロイン格の一人に位置するキャラクターの「ネット上で人の悪口を好き好んで書き込む人たちは、どうしてそんなことをするんだろう」という疑問に対し、

ー 悪口は快楽だからデスよ。だれかをけなしこき下ろすと、その相手が自分より下の存在になったような気になる……。その分自分が強く大きな者になったような気分になれるから…デスね。ー

ー 他人の批判をどれだけしても、自分は一切強くなれない ー(中略)ー 悪口を言ってはならない理由は「悪口は驕(おご)りにつながる」からだと説かれています。他人を悪く言うことで、自分が偉くなったと錯覚する「驕り」が、自身の成長を妨げる害毒となる…‥。つまり悪口を言って最も害されるのは自分自身なのです。ー (『十善法語』という仏教の説話集の中の“不悪口戒”という教えを抜粋してのセリフ)

また、続くシーンで、

ー 日本には古来より言霊(言葉には力が宿るとする考え方)という概念があります。他者を「呪う」という行為は、言い換えれば悪い言葉の言霊を信じることです。ー

と前置きし、”もし誰かを呪う言葉を口にしたと仮定して、その言葉を一番近くで耳にするのは誰か”という問いに対する答えが”自分自身(の耳)”であると諭した上で、

ー 言葉に力があるとするなら、それを最も強く受け止めるのは自分自身ということになります。
「人を呪わば穴二つ」呪いの言葉は結局自分に返ってくるとする言葉は世界中にあります ー


(上山道郎著 ”ツマヌダ格闘街”  15巻 Fight90 ”もっとも害されるのは” 149〜151項より)

前者の作品では、人現社会の悪い因果から産まれる穢れ=悪霊によって追い詰められた側から、それを取り除く秘訣を説いているのに対し、後者の作品の一連のセリフは悪口によって他人に敵意・悪意を向ける行為の愚かさの招く影響=因果応報について触れるもので、それぞれ貶める/貶められる側として、全く正反対の立場にあるものについて触れた見解といえるものですが、どちらも人の意向や思い込みの強さ、あるいは弱さが周りや自分にもたらす影響につい触れているというところでは共通しているように思えます。

自分の経験も踏まえて言わせていただくと、どちらも現代社会の実情を的確に捉えた、共感させられるところの多いセリフだなぁ、と思うわけです。

よりリアル路線で掘り下げるとすれば、人の悪口は実際には当然ネット上でのことだけではないわけで、むしろほぼたいていの場合実社会でそういったことをする輩は、徒党を組んで力の弱いもの・(社会的)立場・地位が低く、孤独なものを寄ってたかって貶めることがもはや様式となっている、というのが実感です。
またそうした心無い言葉の暴力、ひいては精神攻撃を受けた側は、周りの身近な人間の大多数が口を揃えて自分のことを悪く言い、責めてくる現状に、次第にそれがあたかも自分に対する世間一般の常識的見解・評価のように錯覚して捉え、”悪いのは自分だ”とネガティブな思い込みを内に抱えるようになり、それが悪化してくるとやがて自らの殻に閉じこもり他者に心を開かない人間不信・他者嫌悪という結果を招くことになったりします。

この場合、貶める側が予定調和的に意見を合わせ、口を揃えて悪口=言葉の暴力を浴びせかけるという行為により、意図的あるいは結果的に投げかけた言葉の効力=言霊の力が高められていると考えられるわけですが、こうした手段を取る輩はたいていの場合、直接危害を加える場合には、姑息に攻撃対象が自分より弱いとあらかじめあたりをつけ、また自分より強く、実力的に優れているものをこき落とす場合は、本人のあずかり知らないところでの執拗な陰口、あるいは前述のようなネットへの匿名の書き込みなどによって一時的な自己満足に浸ることを常套手段としている傾向にあります。

自分が言いたいのは、もし仮に、こうした仕打ちを受ける側になった場合、その内容が客観的な正当性を含んだ”まっとうな批判”であるかどうか判断する必要がある、ということです。

もし自分に向けられる批判が正当かつ筋の通った理由に基づいてのものならば、自分に対する”アドバイス”として、相手もむしろ親切、善意で投げかけてくれている場合もあるので、受け取るこちら側としても真摯・素直に聞くことが、今後の自分の成長にとってプラスに影響したりします。

一方、同じく批判を向けられた際、その内容が、およそ客観的に見て正当性のない理不尽なもので、ともすれば個人的主観による敵意や悪意、あるいは差別・偏見・侮辱的な否定的暴言や中傷、非難的なニュアンスを含んでいる場合、これを聞き入れ、あまつさえ間にうけてしまうことは、ひたすら自身を追い詰め、心を深くえぐるのみにしかならず、何一つ有益なことのない、貶める側の人間を喜ばせるだけの、全く無意味なことと言えます。

以上のことを踏まえると、大事なのは他者から投げかけられる言葉の本質をつかみ、敵性・悪性のものに対しては、敵意・悪意以外の何者でもないと断ずるための良識・正当性を心掛け、それを根拠とできる不屈の意志を持つ、それこそが、”清く正しく強い心”を実現し、いたずらに自信を傷つけ、追い込まないようにするための秘訣である、とまとめられ、さらに言えば、集団生活に身を置く中で、自分以外の大多数の人間が特定の一人をこき下ろし、貶めるようなことを言っていても、自分はその輪に混じらないようにする勇気を持つことも、悪い因果に自ら足を踏み入れ、自身の成長の妨げにならないようにする上で必要になってくるように思います。どちらも実際やろうと思うとためらいが出るような、人によっては理想論・きれいごとにしか聞こえず、不快感を催す可能性もあることだと分かってはいますが、どうしても今日、この場で書きたい気分だったこと、ご了承ください。

ここまで長文・駄文に付き合ってくださった方に。息抜きになるかどかわかりませんが、最近うちの屋内外で撮った画像をいくつか。

"花と猫”

キョウチクトウ


全景
風になびいている姿が妙に綺麗に写ったのでなんとなく。

拡大




 
アジサイ







うちのネコ
ウチでは現在猫16匹を飼っています。今日はうち3匹。



茶色いヤツの方が10近く離れてます。人間でいえば祖母と孫ぐらいの差。



血は繋がっていませんが新入り(って言っても2〜3年くらいにはなりますが)を拒まず、面倒見がいいです。
一応残りのヤツらの姿もそのうちUPしていく予定です。

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